こんにちは、わらびもちです。
母のサナエちゃんとの同居が始まって、気づけば1か月半が経ちました。
同居スタートの頃の様子は、第1弾の「母との同居が、思ったよりずっと穏やかに始まった話」に書いています。
1か月目の様子は、第2弾の「同居して1か月、母が畑を耕し始めました」にまとめました。
よければそちらから読んでいただけると、今回の話がより伝わるかと思います。
さて、同居1か月半。
結論から言うと、サナエちゃん、ますます元気です。
畑の手入れが、完全に日課になりました

第2弾で「母が畑を耕し始めた」と書きましたが、あれから畑は、サナエちゃんの生活の中心になりつつあります。
朝の草取りと水やりは、もう完全に日課。
誰に頼まれたわけでもないのに、毎日せっせと畑に出ています。

朝、私が起きてくると、もう畑にサナエちゃんの姿がある。
そんな光景が、我が家ではすっかり当たり前になりました。
しかも、嫌々ではなく、明らかに楽しそうなんです。
特にレタスがすくすく育っているのが嬉しいようで、「今日も大きくなってたよ」と、ニコニコしながら報告してくれます。

レタスの生育状況、私より母のほうが詳しいです。もはや畑の管理責任者はサナエちゃん。
この8月で80歳になるサナエちゃんに、毎朝やることがあって、それが楽しみになっている。
これって、実はすごく大事なことなんじゃないかと思っています。
「畑をやってもらおう」なんて、こちらが計画したわけではありません。
本人が自然に始めて、自然に続いている。
この「自然に」というのが、いちばんのポイントな気がします。
ゴミ出しも洗濯も「自分の仕事」

元気なのは、畑だけではありません。
ゴミ出しや洗濯も、サナエちゃんは自分で定期的にやっています。
サナエちゃんは要支援1。
「できることを本人が続ける」のが大事だと、介護の本などでよく目にしますが、それが特別なリハビリではなく、ふつうの家事として日常の中にある。
これがいちばん自然な形なのかもしれません。
我が家は多世代同居なので、義母のエミちゃんが時々様子を見て、さりげなく手伝ってくれています。
「全部やってあげる」のではなく、「見守りつつ、必要なときだけ手を貸す」。
このエミちゃんの距離感が、絶妙なんです。
週1回のデイサービスも、相変わらず楽しみにしている様子。
行く日の朝は、心なしか身支度が早い気がします。
家では畑と家事、週に1回は外の楽しみ。
ほどよいリズムができてきたなあと感じます。
- 毎朝:畑の草取りと水やり
- 定期的に:ゴミ出し・洗濯
- 週1回:デイサービス(本人のお楽しみ)
正直、同居前は「あれもこれも、私たちがやることになるのかな」と身構えていました。
でも実際は、本人ができることは本人がやる。
家族はそれを、ゆるく見守る。
今のところ、それで十分に回っています。
妻がサナエちゃんを美容室に連れて行ってくれました
そして先日、ちょっと嬉しい出来事がありました。
妻が、サナエちゃんを美容室に連れて行ってくれたんです。
カットと白髪染めをしてもらって、帰ってきたサナエちゃんは、見るからにご満悦。
鏡をのぞく回数が、その日は明らかに多かったです。
帰宅した母、心なしか若返って見えました。白髪染め、おそるべし。
考えてみれば、美容室って「身の回りのお世話」とはちょっと違う、暮らしの楽しみの部分なんですよね。
介護や同居の話になると、つい食事や通院のことばかり考えてしまいますが、こういう「おしゃれの時間」も、本人にとっては同じくらい大事なんだと気づかされました。
そこを妻が自然に拾ってくれたのが、息子としては本当にありがたかったです。
嫁と姑、なんて言葉で身構える必要は、少なくとも我が家にはなさそうです。
「みんなのおかげで楽しく生活できているよ」

そんなある日、サナエちゃんがぽつりと言いました。
「みんなのおかげで楽しく生活できているよ」
この一言で、だいたい全部報われた気がします。
特別なことは、何もしていないんですけどね。
畑を楽しむ本人がいて、さりげなく手を貸すエミちゃんがいて、美容室に誘ってくれる妻がいる。
私はといえば、それを横で見て、こうしてブログに書いているだけです。
「同居=息子が頑張る」とは限らないんだなと、しみじみ思います。
親との同居を考えている方に、1か月半やってみた実感をひとつだけ。
「家族が全部やってあげる同居」より、「本人の日課とお楽しみがある同居」のほうが、たぶんお互いにラクです。
畑でも、洗濯でも、美容室でも。
なんでもいいので、親の「楽しみ」が残る形を探してみてください。

さて、畑のレタスは、そろそろ収穫が近そうです。
サナエちゃんの畑デビュー作が食卓に並んだら、また報告しますね。

初物のレタス、まずはサラダかな。今からちょっと楽しみです。



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