母・サナエちゃん(79歳)の引越しが、ついに終わりました。
📌 この記事でわかること
- 市営住宅退去にともなう引越しの実際の流れ
- ゴミ処分・家電リサイクルにかかった費用と手間
- 釧路市の退去補助金(総額約20万円)について
- 高齢親の引越しで起きたリアルなトラブルと対処法
- 高齢親の引越し前にやっておくべきことチェックリスト
やれやれ……。
正直、これほど大変な引越しになるとは思っていませんでした。今回はそのドタバタ奮闘記を包み隠さずお届けします(笑)
市営住宅退去のきっかけと補助金20万円の話
サナエちゃんがずっと暮らしていた市営住宅、実は取り壊しが決まっていました。
「どうせなら一緒に住もう」という話になったのは自然な流れ。79歳という年齢を考えると、ひとり暮らしを続けるよりも家族と同居したほうが安心です。介護の仕事をしている身として、「もし何かあったとき」を考えると、近くにいる選択肢は悪くない。
こうして我が家の多世代同居プロジェクトがスタートしました。
ちなみに市営住宅の退去にあたっては、釧路市から補助金が出ました。総額でおよそ20万円。これは助かりました。引越しにかかる費用の大部分をここで補填できたのはありがたかったです。
市営住宅の取り壊しにともなう引越し補助については、お住まいの市区町村によって制度が異なります。退去が決まったら早めに住宅担当窓口に確認することをおすすめします。

高齢親の引越し準備:ゴミ40袋と家電リサイクルの実態
荷物の搬出は今年の春からスタート。少しずつ運んで、最終的な引越しに備えていました。
そして先週末、6つ下の実弟に手伝ってもらい、一気に片付けました。弟よ、本当にありがとう。
処分するものは釧路市の指定ゴミ袋(40リットル)に入れて出すことに。
- 燃えるゴミ:15袋
- 燃えないゴミ:25袋
- 最終処分場への持ち込みも
合計40袋以上。先週末はほぼこれだけで潰れました(笑)。
家電については家電リサイクル法の手続きで洗濯機と冷蔵庫を処分。家電量販店に引き取りに来てもらい、出張費込みで約2万円かかりました。とはいえ市の補助金で補填できたので、実質的な負担はかなり抑えられました。
家電リサイクルの対象は「テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機」の4品目。処分方法は①購入した量販店に依頼、②市区町村の指定業者に依頼、③指定引取場所へ自己搬入の3パターンがあります。費用や手間を比較して選ぶのがポイントです。


着物の山に絶句した話|79年分の荷物はなめてはいけない
引越し準備を始めて最初に直面したのが、荷物の多さです。
79年分の生活、なめてました。
特に衝撃だったのが着物。タンスを開けるたびに着物、着物、着物。帯、帯揚げ、帯締め……。昔の人はこんなに持っていたのか、と半ば感心しながら、半ば途方に暮れました。
メルカリで売れるかな、とよぎりましたが、まずは荷物を運び出すことが先決。整理は後回しにして、とにかく梱包・梱包・梱包の日々が続きました。
着物や帯は専門の買取業者に査定してもらうのがおすすめです。状態が良ければ思わぬ値段がつくことも。急いで捨てる前に一度相談してみる価値があります。
物置から謎のタルが出てきた|高齢者の引越しは「物置の奥」が鬼門
玄関横に物置スペースがありまして。
そこから出てきたのが……何年前のものかわからない山菜の漬けダル。
ぞっとしました💦
「これ、いつのやつ……?」と恐る恐る確認しましたが、本人に処理してもらうことにしました。さすがにこれは自分ではできない(笑)。
さらにギリギリになってから物置の奥から続々と登場したのが、
- 蜘蛛の巣まみれの園芸支柱
- パークゴルフのクラブ
- 履かない靴
- その他もろもろ
「出るわ出るわ」状態。ゲームで言うとラスボスより強い中ボスがギリギリになって次々と現れるような感覚でした。引越し最終盤に体力と気力を根こそぎ持っていかれました。
物置・押入れ・納戸は引越し準備の初日に開けるのが鉄則。後回しにすると必ず後悔します(体験談)。

ソファとの格闘30分|大型家具の搬出は事前確認が必須
引越し当日、最大のヤマ場が訪れました。
大型ソファが玄関から出ない。
搬出しようとしたら、微妙に大きすぎて玄関のドア枠に引っかかる。縦にしてみる、斜めにしてみる、「ちょっと待って、もう一回」を何度繰り返したことか。
家族みんなで「せーの」と角度を変えながら試行錯誤すること約30分。最終的には何とか外に出すことができましたが、汗だくになりました。
引越しあるある、というか、人生あるあるですよね。ちょっとしたことが予想外に手間取る。
大型家具(ソファ・タンス・冷蔵庫など)は、引越し前にドア幅・廊下幅・エレベーターのサイズを実寸で確認しておくのが本当に大切です。最悪の場合、解体が必要になることも。
高齢者の引越しで必要な行政手続き一覧
引越しは荷物だけじゃありません。転出・転入の手続き関係も、意外と時間とエネルギーを取られます。
市役所への転出届、各種住所変更、そして介護関連の手続きも。デイサービスの利用調整やケアマネさんとの連絡なども必要で、「あれもこれも」と思っていたより項目が多い。
📋 高齢親の引越しで必要な主な手続き
- 【市区町村】転出届(旧住所)・転入届(新住所)
- 【マイナンバー】住所変更手続き
- 【年金】年金事務所または年金相談センターへ住所変更届
- 【介護保険】要介護認定の引継ぎ・ケアマネジャーへの連絡
- 【デイサービス等】利用中の事業所への住所変更と利用調整
- 【医療機関】かかりつけ医への転院・紹介状の取得
- 【金融機関】銀行・郵便局の住所変更
- 【保険】各種保険の住所変更
- 【NHK】受信契約の住所変更
幸い職場が理解してくれたので、中抜けや早退で市役所に行かせてもらえました。本当にありがたかったです。介護業界あるあるかもしれませんが、こういうとき職場の雰囲気って大事だな、とつくづく感じました。

プロパンボンベの処分方法がわからない問題
処分に困ったものがもうひとつ。プロパンガスのボンベ+コンロです。
最終処分場に持ち込んだものの、職員さんに聞いてみると「ちょっとわからないなぁ…」との返答。
頼みの綱にもわからないとなると、こちらも困ります(笑)。
結局、プロパンガス業者に確認するということで持ち帰ることに。現在はわが家の物置にひっそり鎮座しております。
後から調べたところ、プロパンボンベの処分は購入元または管轄のガス販売店に連絡するのが正解。残ガスがある場合は自治体では受け入れできないケースがほとんどです。引越し前に早めにガス会社へ連絡しておくことをおすすめします。この件の顛末はまた後日談として報告しますね!

高齢親の引越し前にやっておくべきことチェックリスト
今回の体験を通じて、「これを先にやっておけば良かった……」と思ったことをまとめました。同じ状況の方の参考になれば嬉しいです。
✅ 高齢親の引越し準備チェックリスト(早めにやること)
- 物置・押入れ・納戸を最初に開けて中身を把握する
- 大型家具のサイズを実寸で測り、搬出経路(ドア・廊下幅)を確認する
- 家電リサイクル対象品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)の処分先を決める
- プロパンガスを使っている場合はガス会社に早めに連絡する
- 着物・貴金属などは買取業者に査定を依頼する
- 介護サービス利用中の場合はケアマネジャーに引越しを早めに伝える
- 市区町村の退去補助金・引越し補助制度を確認する
- 転出届・転入届の他に年金・介護保険の住所変更も忘れずに
まだ荷解きは終わっていない
無事に新居へ運び込んだものの……正直に言うと、荷解きはまだ終わっていません。
段ボールがいくつか積まれたままです。着物の整理も本格的にはこれから。
でも不思議なもので、荷物が家の中に入ってしまえば、なんとなく「ひと段落した」感があります。
あとはゆっくり、ひとつずつ。
多世代同居、始まりました
こうしてサナエちゃんとの同居生活がスタートしました。
配偶者、子ども、義母のエミちゃん、そして母のサナエちゃん。賑やかな家になりました。
介護の仕事をしていると、「家族が近くにいること」の安心感を、利用者さんとご家族を見ていて実感します。同時に、一緒に暮らすことの難しさも、少しは知っています。
うまくいくことも、うまくいかないこともあると思います。でも、やってみなはれ精神で、家族みんなで試行錯誤していこうと思っています。
おわりに
市営住宅の取り壊し→引越し→多世代同居スタート、という怒涛の展開でしたが、とりあえず一山越えました。
ソファと格闘し、着物の山に圧倒され、荷解きはまだ途中。
それでも今は、なんとも言えない「やれやれ、よかった」という気持ちです。
これからの多世代同居生活、またブログで報告していきます。笑えることも、しんみりすることも、いろいろありそうなので(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

