ゴールデンウィークが終わりました。
「休み、楽しかったな…」「また日常が始まる…」そんな気持ちを抱えながら、今日から仕事や学校に戻った方も多いのではないでしょうか。
この時期、毎年のように話題になるのが五月病。今回は、五月病とは何か、そしてならないためにできることを一緒に考えてみます。
五月病ってそもそも何?
五月病とは、ゴールデンウィーク明け頃に現れる、やる気の低下・気分の落ち込み・身体の倦怠感などの症状をまとめた俗称です。医学的な診断名ではありませんが、適応障害やうつ病の初期症状と重なることもあるため、軽視はできません。
新しい環境(新入社員、新学期)でテンションを保ってきた反動が、長い休みをはさんだ5月に一気に出やすいのです。もちろん、新しい環境でなくても起こります。
こんな症状が出たら注意
以下に心当たりがあれば、五月病のサインかもしれません。
「このくらいで弱音を吐いてはいけない」と思う必要はありません。これらは心と体が出しているSOSのサインです。
- 朝、起き上がれない(特に仕事・学校がある日)
- なんとなく気分が重い・やる気がまったく出ない
- 仕事・学校のことを考えると憂鬱・胃が痛くなる
- 休日も気持ちがなんとなく休まらない
- 食欲がない、または食べすぎてしまう
- 夜、なかなか眠れない・または眠りすぎてしまう
- 好きなことへの興味がなくなってきた
- ちょっとしたことでイライラ・涙が出る
5個以上あてはまる場合は、専門家への相談も検討してみてください。

五月病にならないための7つのヒント
① 連休中も生活リズムを完全に崩さない
毎日同じ時間に起きることが、一番の予防策です。全部崩さなくていい。起床時間だけでも守れると、明け後がぐっとラクになります。
② 「完璧な休日」を目指しすぎない
旅行・予定・SNSの充実投稿を見て「自分の連休はショボかった…」と落ち込む必要はありません。ゆっくり過ごした休日も、立派な充電です。
③ 連休明け最初の1週間は「ゆるめ」に設定する
全力で復帰しようとしないこと。仕事も勉強も、最初はエンジンのかかりが遅くて当然です。「今週はとりあえずこなすだけでOK」くらいの気持ちで。
④ 小さな楽しみを仕事・学校の中に仕込む
ちょっといいランチ、帰り道に寄り道、好きな音楽を聴きながらの通勤。「これがあるから今日も行ける」という小さなご褒美が心の支えになります。
⑤ 「誰かと話す」時間を意識的に作る
一人で抱え込まないことが大切です。(ダブルケアで孤立しやすい状況についても書いています)家族でも友人でも、「なんか最近しんどくてさ」と話せる相手がいるだけで、気持ちが軽くなります。
⑥ 今日1日の「小さな達成」を認める
「今日も乗り越えた」という事実を、ちゃんと自分で褒めてあげてください。連休明けを生きているだけで十分すごいことです(笑)
⑦ 無理だと思ったら、迷わず休む
どうしても体が動かない日は、休んでいい。心の不調は、風邪と同じ。無理をして悪化させる前に、早めにSOSを出すことが回復への近道です。(私自身もかつてどん底から再出発した経験があります)
「なんとなく辛い」が続いたら
1〜2週間以上、気分の落ち込みが続くようであれば、専門家への相談も選択肢のひとつです。学校のカウンセラー、職場の相談窓口、かかりつけ医など、話せる場所は意外といろいろあります。
自分のメンタルを大切にすることは、自分だけのためではなく、周りの人のためにもなります。
おわりに
私自身、介護の仕事をしながら連休明けの「なんかしんどい」を毎年経験しています。それでも少しずつコツがわかってきて、以前よりラクに乗り越えられるようになりました。
介護職は「人の感情を受け止める仕事」だからこそ、自分のメンタルケアを後回しにしがちです。でも自分が消耗したままだと、利用者さんに向ける気持ちも薄くなってしまう。五月病は「弱さ」じゃなくて、頑張ってきた証拠。同じ仕事仲間に、少しでも参考になれば嬉しいです。
五月病は、頑張ってきた証拠でもあります。焦らず、自分のペースで、一緒に乗り越えていきましょう。


