第29回のケアマネ試験は、2026年10月11日(日)。
この記事を書いているのは9月の頭なので、残り5週間くらいですね。
私がケアマネ試験を受けたのは、2024年10月13日でした。
北海道の釧路で、デイサービスの介護職員と生活相談員を兼務しながらの受験です。
2014年から、介護の仕事をしています。
その年の「最後の一か月」に、私が何をやめて、何を続けたか。
思い出せるだけ、正直に書いてみます。
※勉強法そのものと、試験当日の話は別の記事にまとめてあります。あわせてどうぞ。
あと一か月。焦りは、ゼロじゃなかった
「もう一か月かぁ」って、カレンダーを見て思ったのを覚えています。
焦りがなかったわけじゃないです。
でも、やることはもう決まっていました。
過去問と、一問一答。
この一か月でやったのは、本当にこの2つだけです。
新しい参考書を買い足す、みたいなことはしませんでした。
だから、粛々とやるだけ。
……そう自分に言い聞かせていた部分も、正直あったと思いますけど。
まずは「やめたもの」の話から
やったことより、やめたことのほうが具体的かもしれません。
試験の二か月前から、好きだったものを一切やめました。
ゲーム機ごと、収納にしまった
当時、スプラトゥーン3にめちゃくちゃハマってました。
イカになって、床を塗りまくるやつです。
これをやめました。
というか、ゲーム機ごと収納にしまいました(笑)
これ、けっこう効いたと思ってます。
「今日はやらない」って毎晩がまんするのは、地味に体力を使うんですよね。
そもそも目に入らないところにしまえば、がまんする回数がゼロになる。
意志の力じゃなくて、環境で片をつける。
そんな感じでした。
釣りの誘いも、断った
私は渓流釣りが好きです。
9月って、北海道だといちばんいい季節なんですよ。
案の定、友人から誘いが来ました。
「勉強があるから」と断りました。
川は来年も流れてるから、と自分に言い聞かせて。
26点。「これ、無理だな」から始まった
いちばん最初、何の予備知識もないまま過去問を1回解いてみたんです。
26点でした。
ケアマネ試験は60問なので、60点満点で26点。
「これ無理だな」って、本気で思いました。
絶望したのを、いまでも覚えています。
印刷して、ホッチキスで留めた
そこからやったのは、過去問をひたすら回すことだけです。
過去5年分を印刷して、ホッチキスで留めて、回ごとの冊子にしていました。
その回の合格ラインを書いた紙を、一緒にはさんでおくんです。
解くのは、休みの日の朝6時半から。
本番と同じ制限時間内に終わるように、時間を計っていました。
答案用紙も、問題集についていたものをコピーして使っていました。
……ネットで拾ったやつだったかもしれません。そこは記憶があいまいです。
解き終わったら点数を書き込んで、合格ラインと突き合わせる。
その繰り返しでした。
「過去問テスト 50回完了!!」
当時の記録表が、残っていました。

26回、25回、24回、23回、22回。
どの回を、何月何日に解いて、何点だったか。
全部、赤ペンで書いてあります。
数えてみたら、ちょうど50回でした。
60問 × 50回 で、3000問。
表のいちばん下に、当時の自分がこう書き込んでいます。
「過去問テスト 50回完了!! おつかれさまでした。」
「3000問もやったよ。」
……最後のほうは、もう少しで3000問になりそうだったので、無理やり3000問にしました(笑)
キリのいい数字にしたかっただけです。深い意味はありません。
でも、その「意味のない3000問」は、あとから効いてきたと思っています。
自分がどれだけやったかが、数字で見えるので。
26点が、60点になるまで
この表、日付を追っていくと自分でもちょっと感慨深いです。
1月から3月あたりは、26点、28点、29点、30点、34点。
ずっと20点台と30点台をうろうろしています。
それが9月に入ると、51点、52点、56点、58点。
10月には、59点や60点が並びます。
そして日付を見ると、直前期の密度が自分でも引きました。
9月6日、7日、8日、10日、12日、13日、17日、21日、22日……。
ほぼ2日に1回のペースで、1回分を通しで解いています。
いちばん最後の記録は、10月12日。試験の前日です。
「粛々とやるだけ」なんて書きましたけど、中身はこれでした。
間違えた問題は、番号で管理した

間違えた問題は、回ごとに問番号を書き出して並べていました。
26回、25回、24回、23回、22回。
同じ番号に何度も赤丸がついていたら、そこが自分の穴です。
いま当時のメモを見返すと、赤い走り書きがあちこちに残っています。
「包括的支援」「国保連」「小多機」「成年後見人」。
何回間違えたんだ、っていう話ですよね。
模擬試験で、自信をなくしかけた
これは、うまくいかなかった話です。
模擬問題も、少しだけやりました。
結果はあまりよくなくて、点数も上がらなくて。
正直、自信をなくしそうになりました。
そのときにアドバイスをくれたのが、当時デイサービスに通っていた利用者さんでした。
もともと一級建築士の方です。
試験というものを、よく知っている人でした。
「過去問しかしなくていい」
「余計なことをすると混乱するから、やめたほうがいい」
「過去5年分のデータがあれば、それだけで十分」
……その通りだなぁ、と思いました。
支える側のつもりでいたのに、いちばん効いたアドバイスは利用者さんからもらったわけです。
それで私は模擬をやめて、過去問オンリーに切り替えました。
結果として、私にはそのほうが合っていたと思います。
ただ、これは私の場合です。
模試で時間配分をつかむ人もいますし、点数の推移でやる気を保てる人もいます。
なので「模試はやるな」とは言いません。
私には言えません。
ひとつだけ言えるとしたら、これです。
模試の点が悪いことと、本番で落ちることは、イコールじゃない。
私は模試で凹んで、そのあと合格しました。
そこだけは、事実として置いておきます。
苦手なところは、手書きのノートに集めた
苦手分野、はっきりありました。
介護支援分野です。
特に、地域包括支援センターのあたりと、制度、法律。
何回やっても間違える。
なので、そこだけを手書きのノートにまとめて、あとはひたすら暗記しました。

写真が残っていました。
自分で「おぼえたい事 一覧表」って書いてあります。
- 介護予防・日常生活支援総合事業の中身(一般介護予防事業/総合相談支援/任意事業)
- 課題分析標準項目の23項目
- 特定疾病の16種類
- アセスメントの項目
こういうものを、ピンクと緑と黄色のペンで囲って整理していました。
いま見ると、なかなか気合が入っていますね。
赤い枠で囲んだ「苦手リスト」も残っています。
地域包括支援、国保連、介護保険法、小多機、後見人、市町村介護保険事業計画、特定入所者介護サービス、市町村の権限、介護認定の取り消し、介護医療院。
自分が何度も落とすところが、そのまま並んでいるだけのリストです。
このノートは、試験会場にも持っていきました。
開始前に、ぼーっと眺めていた記憶があります。
……中身は今、まったく覚えてないですけど(笑)
仕事は普通に。ただし土曜だけ有給をもらった
働きながらだと、ここがいちばん現実的な話かもしれません。
仕事はいつも通りでした。
デイの現場に立って、相談員の仕事もして。
ただ、9月と10月の土曜日の勤務だけは有給をもらいました。
勉強と、休息にあてるためです。
週5で働きながら追い込むのは、正直キツいです。
体が持ちません。
会社に相談したら、理解してくれました。
これは本当にありがたかったですし、安心して直前期を過ごせた理由でもあります。
言い出しにくいかもしれませんが、相談してみる価値はあると思います。
シフトが組まれてしまう前のほうが、動きやすいはずです。
いちばん怖かったのは、当日に熱を出すこと
体調管理には、特に気をつけていました。
たぶん、勉強より気を使っていたと思います。
インフルエンザとコロナ。
これに感染して試験を受けられない、という事態だけは避けたかった。
だって、一年の努力が全部無駄になるので。
ここだけは、まったく笑えませんでした。
睡眠も大事にしていました。
寝る時間にタイマーをかけて、その時間になったら寝る。
そういう入り方をしていました。
緊張は、あんまりしなかったですね。
やることをやっていたからかもしれません。
受験票が届いて、会場の下見に行った
事務的な話ですが、地味に大事なところです。
受験票は、ちゃんと届きました。
届いたということは、申請に不備がなかったということ。
「よかった、安心した」くらいの温度感です。
大事だったのは、むしろ会場の下見のほうでした。
私の年は、前の年と会場が違ったんです。
なので、実際に行ってみました。
どうやって行くか。
当日はどのくらい混みそうか。
それを見てから、家を出る時間を逆算しました。
試験当日に道に迷うのって、たぶんいちばんもったいないです。
知らない会場なら、一度行っておくと本当に安心できます。
持ち物は、ノートに書き出した
これも直前期にやったことのひとつ。
持ち物はネットで調べて、ノートに書き出しました。
頭で覚えようとしないで、紙に書く。

実際のリストが、これです。
- 受験票
- ティッシュ
- イヤホン
- 鼻炎の薬
- 痛み止め
- お守り
- 鉛筆
- 消しゴム
- 財布
- 時計
- 携帯
- ブドウ糖
ブドウ糖が入っているあたり、我ながら本気ですね(笑)
書き出しておくと、前日にバタバタしません。
持ち物で悩む時間を、直前期の自分から奪わずに済みます。
あのころの自分に言いたい、4つのこと
もし当時の自分に声をかけられるなら、これを言います。
模擬問題はするなよ。
……とはいえ、さっき書いたとおり、これは私の場合です。ここだけは真に受けないでください。
「2つ選べ」と「3つ選べ」をしっかり確認しなさい。
ケアマネ試験はマークシートです。
問題文の最後の一行を読み飛ばすと、それだけで点が飛びます。
過去問マスターになりなさい。
新しいものに手を出すより、同じ問題を完璧にするほうが強い。
積み上げたものは裏切らない。
いちばん言いたいのは、これです。
活字嫌いの私が、よくやったと思う
いま振り返ると、よくやったなと思います。
私、もともと活字が嫌いです。
継続も、超がつくほど苦手です。
そんな人間が、26点から始めて50回。
自分で自分に「おつかれさまでした」って書くくらいには、やりました。
……でも、もう一回やれと言われたら、もうやりたくないです(笑)
あと一か月、まだ十分に間に合います
新しいことを始める時間は、もうないかもしれません。
でも、積み上げてきたものを固める時間は、まだ十分にあります。
やることを決めて、粛々と。
2026年10月11日、応援しています。
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