こんにちは、わらびもちです。
今回は雑記シリーズ第1回として、最近読んで「これは刺さった…」となった本を紹介します。
その本がこちら。
『Die With Zero 人生が豊かになりすぎる究極のルール』
著:ビル・パーキンス
YouTubeの両学長(リベラルアーツ大学)やフェルミ漫画大学でも取り上げられていて、地元の書店でもランキング上位に入り続けている本です。「そんなに言うなら読んでみるか」と手に取ったのがきっかけでした。
どんな本?
タイトルを直訳すると「ゼロで死ね」。
なかなかインパクトのあるタイトルですよね。最初に見たとき「え、どういうこと?」とちょっと引きました(笑)
内容を一言で言うと、「人生の最後にお金を残しすぎるのはもったいない。今しかできない経験にお金と時間を使おう」という本です。
老後のために節約してお金を貯め続けても、体力や気力が落ちてからでは楽しめることが限られてくる。だったら「今の自分」にしかできない経験に、もっと積極的に投資しようよ、という考え方が軸になっています。
特に刺さったポイント
この本の中で「記憶の配当」という考え方が紹介されています。
経験はお金と違って、使ったあとも「記憶」として自分の中に残り続ける。そしてその記憶は、思い出すたびに幸福感をもたらしてくれる、というものです。
若いうちにした旅行や体験は、何十年経っても「あのとき楽しかったな」と思い出せますよね。それ自体が人生の豊かさになる、という視点はすごく納得感がありました。
「経験の複利」という考え方も印象的でした。お金の複利と同じで、若いうちに経験を積むほど、その記憶を味わえる時間が長くなる。先送りするほど損、という発想はお金の話として語られることが多いですが、経験にも同じことが言えるというのはすごく納得感がありました。
また、「今しかできないことがある」という時間軸の話も印象的でした。子どもが小さいうちにしかできない経験、体力があるうちにしかできないこと。それを「将来のために」と先送りにし続けると、気づいたときにはもうできなくなっている…という話はハッとさせられました。
介護職のわたしが感じたこと
実はこの本、介護の仕事をしている身としてはすごくリアルに刺さりました。
デイサービスで働いていると、「もっと若いうちにやっておけばよかった」とおっしゃる利用者さんの言葉を耳にすることがあります。逆に、「あのとき思い切ってやってよかった」と楽しそうに話してくださる方もいます。
特に印象に残っているのが、100歳の女性利用者さんの言葉です。
「あんた、お金なんてあの世に持っていけないんだから使いなさい!」
100年生きてきた方が言うと、言葉の重みがまったく違います。この本のメッセージそのものだなと思いました。
両者の違いを間近で見ていると、「後悔するのは、やったことより、やらなかったこと」というのはやっぱり本当なんだなと思います。
実は、一緒に暮らしている自分の母を見ていても同じことを感じます。
暗い部屋で本を読んでいたり、寒いのに暖房を入れなかったり。年金もそれなりにもらっていて生活に余裕があるはずなのに、なぜそこまで節約するのか…正直、不思議でなりません。
「使わないまま終わるくらいなら、今快適に過ごしてほしい」と思うのですが、長年染み付いた節約習慣はなかなか変わらないものですね。この本を読みながら、母のことを思い浮かべた場面が何度もありました。
この本の中にも似たエピソードが出てきます。著者がお祖母さんにまとまったお金をプレゼントしたところ、お祖母さんはそのお金でセーターを1枚しか買わなかった、という話です。著者は喜んでほしくてあげたのに、高齢になるとお金を使うこと自体への意欲が薄れてしまう…という現実が描かれていました。
「お金は持っているのに使えない」という状態は、案外身近なところにあるんだなと、母を見ながらあらためて感じました。
この本を読んで、日々の仕事の中で感じていたことが言語化された気がしました。
こんな人におすすめ
- 老後のためにひたすら節約・貯金しているけど、なんか違う気がしている人
- 「老後のお金が心配で今が楽しめない」と感じている人
- 「いつかやりたいこと」をずっと先送りにしている人
- お金と人生の使い方について、あらためて考えたい人
介護・福祉系の仕事をしている方には特におすすめしたい一冊です。利用者さんの姿と重ねながら読むと、また違う読み方ができると思います。
まとめ
『Die With Zero』は「お金の使い方」の本でもあるけれど、それ以上に「時間の使い方」と「人生の優先順位」について考えさせてくれる本でした。
読み終わってから、なんとなく「今を大事にしよう」という気持ちが強くなりました。副業やブログを始めたのも、この本の影響が少なからずあったりします。
気になった方はぜひ読んでみてください。
それではまた!
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